背中
イヨ
本人に言ったら
怒られるだろうから、絶対、言えないけど。
いつも練習中
視線を向けてしまうことは
実は、秘密だ。
今日もまた
見慣れた姿を視界に捉える
・・・今日も可愛いよなぁ・・・
元気が良くて、子供っぽくて
でも、先輩風吹かせたがって
それでいて仲間想いなところだとか
そんなところが、好きだった
―――が、
「・・・成二?」
「ほ、穂村くん・・・」
ふと我にかえると、そこには穂村くんが立っていた
「・・・あのさ、」
「何?」
溜め息を吐く気配が伝わってくる
「・・・オレは今月に入って、何回お前に
『集中しろ』って言ったんだろうな・・・?」
「え、えっと・・・」
何回 何十回と それこそ
毎日 毎日 毎日
「・・・ごめんなさい」
「別に、謝って欲しいんじゃないけど・・・
もう少し集中力がつけば、もっと上達するんだから」
勿体無い、と。
確かに、そうかも知れないけど
「おーい、成二!
何やってんだよ、練習するぞ!!」
「は、はい!!」
この声が聞けるだけで嬉しくて
オレはいつだって
この笑顔を追いかけていたいと願うから
「・・・穂村くん、」
声をかけようとしたら
彼は何も言わなくていいよ、というように
こちらに向かって微笑いかけた
「―――、成二」
「何?」
―一瞬、その笑顔に、淋しさが見えた
「やっぱり、兄弟なんだなぁ・・・」
「何が。」
実感の込もった響き
けれど。
「同じように見えて、でも、やっぱり似てなくて・・
・
けど、何処かが似てる・・・そう、思って」
「・・・・・・?」
頭の上に、特大の疑問符が浮かぶ
その気配を察したのか、苦笑された
「・・・、何でもないよ。
ほら、島が待ってるから。・・・早く行きな?」
「・・・うん」
「島先輩!」
その背に向かって
「成二!遅ぇよ!!」
「はい」
ほら、もう手が届く
あとがき
淡海 築さんより13031HITの成島でした
・・・すみません、相変わらずしょぼくて・・・;
島受けは、最近、結構好きかもですーv
・・・こういう後輩、いたら可愛いんだろうなぁ・・
・
でも、切ないことに、今回島ちゃんの出番が少ない・
・・
しかも、さり気なく穂村くんの出番が多くなってしま
いま
した
羽深兄弟のちょっと似ているところ・・・それは。
同性を好きになってしまったという点・・・ゲホゲホ
。
ちょっぴり穂→羽な気配にしてみました
・・・やっぱり、穂羽好きだなぁ・・・
ではでは、こんな小説でよろしければどうぞ。。
これからもよろしくしてやって下さいね><;
☆管理人からのコメント☆
甘酸っぱい成島ありがとうございましたv(笑)
初恋メモリー。真性ホ●兄弟・・・(爆笑)
さりげに穂羽ですし!好みのタイプも一緒か?(島&キヨ)
こちらこそこれからも宜しくです
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