願い事、ひとつ。

イヨ



          
          躊躇うことなく、自分は。
          どんなときも、忠誠を誓うから。
          傍に、置いてくれますか?
          
          
          
          
          
          
          傍にいて守ることが、俺の存在の証だから
          俺が、死ぬまで守るから。
          
          「陛下。」
          
          「コンラッド・・・どうしたんだ?」
          
          まだ、歳若い君主。
          
          血に塗れた世界の汚さも知らない
          純粋なままの、清らかな存在。
          
          嘘を吐くことも許されないような
          輝いた光を放つ、まっすぐな瞳。
          
          
          
          ―――これからは、この人を守るために、生きていく 。
          
          
          
          「今日、誕生日なんですよね?」
          
          「え・・・覚えててくれたの?何で?」
          
          「忘れるわけ、ないじゃないですか。」
          
          偽りなんかじゃなく。
          心から。
          
          「誕生日、おめでとうございます。」
          
          「何も用意できなくて。
          ・・・すみません。」
          
          「いっ、良いよ!
          まさか覚えててくれてるなんて、思ってなかったし! !」
          
          「代わりといってはなんですが。」
          
          この先一生、忠誠を誓う。
          
          「これから先、どんなことがあっても・・・ずっと。
          俺が、貴方を守ります。・・・腕でも、胸でも、命で も。
          ・・・俺の全てを、貴方にあげます。」
          
          「いっ・・・胸とか、命は要らないよ。」
          
          「まぁまぁ、そんなこと言わずに。」
          
          今日一日。
          その先も、毎日。
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          願い続けるのは、貴方の幸せだから。
          
          
          
          
          

          
          
          
          
          
          
          
          
          あとがき
          
          淡海築さんよりキリリクのコンユーでした。
          本当は、陛下の誕生日にupしようと思っていたのです が・ ・・
          築さん、これでよろしかったでしょうか?
          
          相変わらず、うちのコンラートは陛下大好きみたいで す。
          うちの彼は、陛下がいないと生きていけないので(真 面 目)
          陛下のためなら、恥も外聞も捨て去るような男です、 うち のウェラーは。(愛)
          
          相変わらずしょっぱくてすみませんでした;
          ではでは。。
          
          


☆管理人からのコメント☆
よろしいです!よろしすぎです!
陛下依存症の次男萌えー萌えー!!
イヨちゃんの小説は次男への愛をもろに感じます
両思いコンユ有難うございましたvv